2014
12.01

ひとつずつ戻る。


血管拡張剤と利尿薬を飲ませ始めてから、
ちょうど2週間が経った日。
ひおりに、良化の証明のような変化がありました。


水浴びしてみたの。

水曜日。
朝起こしてみると、床で座って寝ていた前夜までとは違い、
止まり木にしっかり立っていました。
ウンチも、止まり木のまわりにたくさん落ちています。
ああ、やっと一晩中、止まり木につかまって眠れたんだ。

木曜日。
昼間、保温室の中で急に羽ばたきました。
これは、なぜかいつも夕方にひおりがやること。
理由は分からないけれど、保温室の中でバサバサバサ!と
身体が浮くほど羽ばたいたりするんです。
これも、久しぶりに見ました。

そして夕方になると、執事の腕の毛を楽しそうにハミハミしました。
これも日課でした。執事、やったー!と大喜び。

執事の保定も上手になって来たって!

金曜日。
なんと水浴びをしました!
頭も保温室の中も、もうビショビショ。
水浴びできるほど体力が戻ってきたかと歓喜。
しかもその後は、小さく呼び鳴きまでしました。

土曜日。
いままでは投薬されると即、だるそうに眠りに落ちていましたが、
この日はわたしの肩でしばらく遊んでいました。
そしてわたしの耳をツンツンとお返しグルーミング。
うっわ~!すっごい久しぶりだよ!


そのほかにも、昼間に深い背眠をしなくなりました。
ウンチが太くなってきました。
お薬を飲むのが上手になりました。
外に出たがるようになり、出ると帰るのを嫌がるようになりました。

お薬ちょっと甘いから好き!

ひとつずつ、以前の元気さが戻ってきています。
こんな小さくてなにげないことが、
ほんの2週間くらいなのに、うわ、懐かしい!なんて不思議。

明日には、「あーん、もう!」って言いたくなるくらい
ぴっぴき、ぴっぴき呼び鳴きしてくれるかもしれない。
すぐそこの未来が信じられるって、すばらしいな。




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2014
11.24

ただいまミラクル発動中。

調子を崩してから約2週間。
ひおりはその後もがんばってお薬を飲み続け、
食欲だけなら普段通りのペースに戻りました。大食漢!

随分良くなりました。

とはいえ、食べている以外の時間は
ほとんどウトウト眠っているような毎日。
利尿剤を飲むととたんにダルそうになって眠ります。

眠り方も背眠したり、しなかったり、
眠る場所も床だったり、止まり木だったり、
絶好調を100とすれば、まだ70%程度の回復かな。

たまに窓越しですが日光浴をすると、
身体がヒーターとはまた違う温まり方をするのか、
とても気持ちよさそうにしています。

目を閉じているひおりの顔を眺めていると、
よくなってきたなあ、とうれしく思うのと
不意にいなくなっちゃうんじゃないか、って不安も時々。
まあ、飼い主ふたりは山場を越えてホッとしてはいます。

お日様大好き~!

まだお水は残っているらしく、おなかは少しプニプニ状態。
呼吸のスピードはかなり落ち着きましたが、
胸の音もゼイゼイ鳴っているそうです。
たぶん、水は肺までいってたと思う、と先生。

良化してきて気持ちが落ち着いたからこそ、
そこまで深刻な状況だったんだと、あらためて。
ああ、怖い怖い

でも、ひおりは「食べてくれさえすれば、なんとかなる」子!
そう思っています。
ミラクルひおりの生命力を信じています。

あったかいでし。


寒くなってきましたね。
いま、室内の事故で病院へ駆け込む鳥さんが増えているそうです。
「ふんづけちゃった」とか
「熱い鍋の中につっこんだ」とか。

なにがどうしてそうなるのか、不思議!なのが事故というもの。
こたつや鍋料理、注意しましょう。



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2014
11.20

ひおり危機一髪。腹水(3)

いま状態が良化したからこそ言えることですが、
背眠するひおりを眺めながら、わたしは、
これはひおりにとっては、ゆるやかな
「終わりのはじまり」なのかな、と考えていました。

もちろんいまこの瞬間も、
もっと重篤な状態と闘っている命は星の数ほどあるわけで
そういう方からはお叱りを受けそうですが、
ある意味、生きものはすべて、終わりに向かって生きている。
早い遅いがあるだけで、みんな公平。みんな余命。

わたしだって同じだよなあ、なんて考えました。
ふふん、少しウツに入っちゃいますね。

お外に出たいのに出してくれな~い!

ひおりはこれから、もしかしたらお薬は切れなくなります。
いつか切れるかもしれないけど、お薬との距離は、確実に近くなりました。

先生は「心臓がここまで進行してしまったか、と残念」と。

「終わりのはじまり」はつまり、長いスパンで考える「老年期のはじまり」。
薬となかよく付き合っていくことで、毎日の健康は保たれる。
わたしだって、毎日の血圧と喘息の薬は欠かせません。

そういう年齢に、ひおりもいよいよ突入したというだけです。
落ち込むことはないし、悲しむこともない。
けれどやっぱり、どこか焦燥感みたいなものがある。


ひおりはもうすぐ4歳になります。
鳥さんって、最初の1年で約20歳、
その後は1年ごとに約7歳、なんだそうです。
そうすると計算上は、ひおりはまだ40歳ちょっと?になるのですが、
マメはやはり平均寿命がそう長くないので、
その分もう少し、歳を取るのも早いかもしれませんね。

たくさんの鳥さんを見ている看護師さんの実感としては、
ひおりは「50~60代ちょっと」くらいだと思います、と。
いやー。いいオッサンを通り越して、軽くジジイじゃないかあ!


毎日「ひおちゃーん!」「かわいい~」なんてやってますが、
病弱な美少年だったはずが、いつのまにか持病持ちのオヤジ

ふうぅ。そりゃ、その年頃ならいろいろ出てきますよねえ。
検査するたび、なにかしら引っかかる自分を思います。

お薬嫌いだけど、甘いのが入ってるので飲めるの。

でも、ひおりもわたしもアクティブシニアですからね。
そう簡単にはへこたれませんよん。

ひおりも一緒に、薬とながーいお付き合い。



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2014
11.18

ひおり危機一髪。腹水(2)


利尿剤と血管拡張剤、それに抗生剤の3つの薬を朝と晩。
なんとか飲ませつつ、経過観察中です。

少し元気になったの!

食欲はあるので、ほんとに「食っちゃ寝」状態のひおり。
止まり木にもとまれるようになり、羽づくろいもできます。
呼吸もだいぶゆっくりになりました。

回数は少ないけれど特大サイズのウンチ(3個分くらいある)、
尿は普段より多めの感じ。
軽く脱水になった方がいいくらいなのに
ひおはペレットを食べるために、しっかりお水も飲むんだよね。

溜まっていた腹水は、たぶん0.5~1ccくらいと先生。
ネットや本で調べると、ぽっこりと破裂しそうなほど
おなかが膨らんだ鳥さんの写真などが出てきますが、
ひおりはあんなには膨れていませんでした。
心なしか、下腹がもったりしてるなあ、くらいの感じ。
それでここまで状態が悪くなったのですから、
あそこまで膨らんでいたら、本当に命にかかわりますよね。

エコー検査の写真です。
白い扇形のなか、左上の方に黒くなっている部分がお水なんだそう。

エコー写真。

腹水を抜く方法としては、利尿剤を使って体外に自然に排出させるか、
あるいは注射器で直接水を抜く方法があります。
ひおの場合は、水が溜まっている場所が微妙で
ほんの5mmほどしか針を刺す場所がないんだそうです。
へたすると、肝臓に針が刺さってしまいかねない。
さすが、身体の小さいマメルリハ。
針で抜いてしまえば一気にラクにはなるのですが、リスクが高い。
ということで、投薬治療になりました。


前回健診からまだ10日。体調に変化があったのは、ほんの3~4日前。
水ってそんなに急激に溜まるの?と思いましたが、
そういうものらしいです。
東京も急に冷えたので寒暖差も負担になったのかもしれません。
本当に、病院へ行くのが一日遅れていたら…とヒヤリ。

先生は、まあ半分はわたしたち飼い主への警報だと思いますが
「肺水腫になりかけていたかも」と。

お薬嫌いかも~!

でも、いったん水が抜けたとしても、また溜まる可能性はある。
落ちてしまった心機能は回復しないから、
血圧を上げないようにすることが、今後の生活のポイントです。




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2014
11.16

ひおり危機一髪。腹水(1)


前回健診から10日ほどしたある夕方のこと。
食後の体重が、とん、と前日より1g増えていました。
おや?いきなり増えてる。そんなにたくさん食べたかな?

ポンポン痛いの~!病院いくの?

次の朝、ウンチがどうも少なめでした。
昨夜の体重からすれば、普段よりもっとウンチが増えているはず。
なんだか腑に落ちないなあ。ちゃんと食べているのに。

また次の日。やはりウンチが少ない。少なすぎる。
体重は変わらず。でも、前日までとは違って食欲がなさそう。
全体におとなしいし、眠りがち。呼吸もやや速い。
それに、しきりにお尻の方を気にしてるんだよなあ。と、
その日は留守番だった執事。
帰宅したわたしも心配になり、もう受付時間外でしたが病院へ連絡。
翌日の朝に診察となりました。

わたしと執事は、なにか排泄肛のあたりの炎症とか、
もしくは何か詰まってしまってウンチが出ないとか、
何か腫瘍などできていたら大変だね、などと予想していました。
ところが…。


おなかが張っている、というので急遽レントゲン&エコー検査。
なんと、おなかに水が溜まっている。腹水、でした。

おそらくは高血圧によるもの。
ひおは元々、ザッザッと心雑音が聴こえていましたから、
なにかしらの心疾患はありました。
その心機能が落ちて血圧が上がり、血液中の水分が血管の外にしみだす。
そして体内に溜まる。

レントゲンでは、腹水で胃や肝臓が圧迫されているのが分かりました。
これだとウンチも出にくいし、ごはんも食べにくい。
息もしにくいから、呼吸が速くなる。
止まり木にとまっているのもキツくなる。
そう、その前夜から、夜は止まり木を降りて床で寝ていたんです。

さて、どうするか。先生と飼い主の話し合いです。
普通ならすぐに入院
治療は利尿剤と血管拡張剤が主体になるけれど、
薬で水がどの程度出てくれるか、くれないか、
先生としてはひと晩経過を見ないと不安だと。
でもこの子の場合は、入院するとおそらく食べなくなってしまう。
そうなると体力が落ちていくばかり。

お注射してきたの。

悩みましたが、やはり連れて帰ってきました。
利尿剤と抗生剤を注射してもらい、血管拡張剤を飲ませ、
ひと晩自宅で様子を見て、また翌日に診察を受けることに。
チアノーゼなどの兆候があれば緊急電話をすることにしました。

結果としては、ちゃんと薬が効いて尿が普段よりたくさん出てきました。
まだ背眠しがちではあるけれど、起きているときは顔つきもシャキッとして、
ごはんも自分からガツガツと食べてくれました。
おなかのハリが緩和されて、少しはラクになったみたい。

高血圧かぁ。
そういえば1か月くらい前には、眼圧が上がってしまったんだった。
あれも兆候だったのかな。だったら両目に出たはずだよねぇ。
はあぁ。緊張の3日間。



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