その日のこと。



「いつかくる日」は、大抵の場合、「突然」なんですよね。


ひおり全景。
↑ たくさんお花をいただきました。ありがとうございました。


ここのところ、ひおりの呼吸が速くなっているのを見て
「ああ、かなり心臓が進んでいるんだろう」とは、思っていました。
前々回のブログでも書いたとおり。
ふう、ふう、と身体全体を上下させてましたから。

ただ、それも投薬後とか、眠っているときの話で、
その他のときはひおりなりに、元気に過ごしていたんです。
前の晩には、わたしと執事の間をぴょん!と跳んで移動してみたり、
その日の朝でさえ、ごはんを空っぽになるまで食べていました。

ほんの数時間のあいだに、不意に消えてしまいました。
お昼くらいから2時くらいまでは、普段から眠っていることが多かった。
3時くらいになり、部屋が陽ざしで暖かくなったので
執事がひおりを出して窓際でひなたぼっこをしようとすると、
ちょっと眠たげだったそうです。

それからは、声をかけると目を開けて反応はするものの
だんだんと反応が小さくなり、
やがて止まり木にとまったまま、頭を下げはじめてしまった。
背眠もせず、うずくまりもせず、
急激に頭を落としてしまったそうです。

わたしは昼から仕事で出ていました。
執事は緊急電話をかけてきましたが、
「病院へ行くの?」 「いや、もうそんな状況でもないかもしれない」と。
つまり、あっというまに、もう保たないんじゃないかという臨界点。

執事はここで動かしたらまずいと分かりつつ、
けれど行動しなければ夜までも保たない。
どちらにしても保たないなら、行こう!
一瞬の迷いのあと、そう判断して病院へ向かったそうです。

わたしも仕事先から病院へ直行しました。
すごいタイミングで病院の前で合流。
看護師さんがすぐに保温室へと運んでくれましたが、
もう、看護師さんにケースを渡す時には動いていませんでした。
ああ、やっぱり保たなかった…。

すぐに先生が「もうね、残念です…」といいながら
ひおりの亡骸を見せてくれて、面談。
まだひおりの身体は温かかったです。

やっぱり、心臓が衰弱していたのだろうと思います。
小さなタール便が1個だけ、ケースの中に残っていました。
どこか消化管から出血していた可能性もあります。
昼にはつやつやのピンク色だったくちばしと脚が、
粉っぽく、白っぽくなっていました。

わたしは、まるで老衰みたいだな、と思いました。
心拍が弱まると脳の血流が減って、意識が朦朧とする。
声をかけると目を開けて反応するのに、また眠りに引き戻される。
執事も、まさにそんな感じだったと。

ひおりの身体も、ケースの中も、
吐いたり暴れたりした形跡は何もありませんでした。
とても静かで、やすらかな最期だったのだと思います。


2015/02/07
↑ 2月7日のひなたぼっこ。


わたしは、その朝のお世話をして、保温室の中にいるひおりを
軽くカキカキして、「行ってくるね~」 と声をかけたのが最後になりました。
首をかしげて、気持ちよさそうにしていました。



遠くはない未来に、その日はくる。
それは血管拡張剤を使いはじめた11月から、自分に言い聞かせてきました。
先生が「心臓がここまできてしまったか、と残念」とつぶやいた日から。

ひおりの「終わりのはじまり」は、確実に進んでいたのですね。


ひおり寄り。
↑ 遺影もひなたぼっこ中の写真にしました。


ただ、自分でもこれは意外に思うのですが、実はわたしも執事も、
予想以上のショックはありません。
とても寂しいのは確かでも、どうにもできないほど悲しい、わけでもないんです。

そりゃあ、もっとずっと一緒にいられたら
その方がどんなに幸せで楽しかっただろうとは思いますが。

執事は、キュアーに入りっぱなしのいわゆる「要介護生活」が終わったことに、
わたしは、ひおりが長く苦しまずに逝けたことに、どこか安堵しています。

ひおりはひおりなりに、わずか4歳3ヶ月ではありましたが、
十分に生きたと思います。
ミラクルだって、何度も見せてくれました。

だから、わたしはひおりを褒めてあげたいです。

あっぱれ!
がんばったね!
いい子だったね!

皆さんも、きっとご理解いただけると思うのです。




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コメント

うん。私もそう思います。
キラキラして、楽しい時間だったと。
短い、長いじゃなく、その時をどう生きたか。
暖かい陽だまりのような存在。
ビタミンパワーいっぱいもらいました。
もうすぐ「ミモザ」の季節。きっと一緒に遊んでいると。
ありがとう。Rakuちゃん。執事さん。

がんばりましたね、ひおちゃん

Rakuちゃんさん、執事さま、お辛かったですね。

キュアーで健気に頑張ってたひおちゃん、
彦麻呂さんになっちゃったひおちゃん、
美味しいもの沢山食べて元気になりたかったんだよね。

ひっそりと応援していたいちまるはやっぱり、、さみしいな。

ひおちゃん、お疲れさま。


おつかれさま、ひおりちゃん。

4年と3ヶ月、決して短くはないと思います。
ひおちゃん、よくがんばりました。
たくさんの不調を乗り越えて、
ごはんもいっぱい食べて、
きれいな黄色の羽と、つやつやピンクのくちばしで、
穏やかに旅立てたこと。
それって、すごいことだと思います。
ひおちゃんはさいごまでRakuちゃんさんと執事さんのことを
想ってくれていたのだと思います。
どうか、たくさん、たくさん褒めてあげてください。

今頃、「がんばったよ」って、
胸を張っておにいちゃんたちに会いに行ってるのかな。

ひおりちゃん、がんばりましたね。
ここのところ、元気に過ごしていたので、安心していたのですが、きっと、さよならの準備をしていたのですね。
Rakuさんと執事さんに元気な姿を見せて、宝物のような時間をプレゼントしてくれたのかな・・・と思います。

今は苦しい体から解放されて、がんばったねと褒められて
うれしそうにRakuさんの周りをウロウロしている姿が目に映ります。

お悔やみの言葉の代わりにワタシからも「がんばったね!ひおりちゃん」

ひおちゃん、いい子さんだね♪

こんばんは。ちゅん子です。

ひおちゃん、えらかったね~v-352
ひおちゃん、頑張ったねv-344
ひおちゃん、おりこうさんだね~v-237
ひおちゃん、かわいいねv-346
ひおちゃん、いい子さんだねv-350

ひおちゃん、すっごく頑張ったね。
でももっと、Rakuちゃんママと執事さんパパのところで
のーんびり過ごしてほしかったなぁぁ。
でも、これからも、思い出の中のひおちゃんは、穏やかでほんわかした幸せに包まれているよ。

ひおちゃん、よく頑張ったよ、ほんと。
ひおちゃん、今までありがとう。
これからもずっと大好きだよv-207

ひおりちゃん、小さな体で精一杯頑張りましたね。
遠くない日に、その日は来る。
わかってはいても、覚悟はしていても、濃密な時間を過ごしたひおりちゃんとRakuちゃん、執事さん。
寂しさは当然あるでしょう。お辛い中、でも静かにゆっくりとひおりちゃんを天国へ送り出されたんですね・・・。

Rakuちゃんや執事さんにとっては当然のことだったのでしょうが、完全看護の介護室で、いつでも快適にひおりちゃんが過ごせるようにと様々な工夫をされていた様子に、いつも頭が下がる思いでした。
お日様のように、明るいお色をしたかわいいかわいいひおりちゃん・・・。
本当にお疲れ様でした。ありがとう。

ひおりちゃん、ありがとね。

急な出来事に驚いて何てコメントしていいかずっと迷っていました。
幾度となく危険な時もあったのに頑張って乗り越えてきたひおりちゃんに
いつもいつもこちらの方が励まされてきました。
かわいい表情のひおりちゃんが頭から離れません。
でも最後は眠るように逝かれたとのこと
安心してお二人のところから旅立ったのでしょうね。

Rakuちゃんさん、大丈夫ですか。
お気持ちお察しいたします。
覚悟はできていたとおっしゃられておりましたが
やはりいざとなると「まさか・・」という思いだと思います。
お疲れが出ていませんか。
私も悲しみでいっぱいですがいつまでも悲しんでいると
天国に行きつけないと言いますので
「お疲れさま!天国からRakuちゃんさんと執事さんを
見守っていてね。そっちに行ったら会おうね」って
声をかけてあげたいです。

落ち着かれましたらひおりちゃんの思い出話を沢山聞かせてください。
「ひおりちゃん、どうか安らかにお眠り下さい。」

Rakuさん、こんにちは。
きはるちゃんの飼い主、まめです。

ひおりちゃんが旅立ったとのこと、
小さな体でたくさんの愛情を教えてくれたことに、
ありがとう、と思います。
Rakuさんと執事さんの愛の中で、ひおりちゃんも幸せでしたね。

ひおりちゃんとの、たくさんの楽しかった時間を思い出してあげてください。

Re: mayukoさん。

mayukoさん、ありがとうございました。
ほんと、ひなたよりわずか1週間早い命日になってしまいました。
黄色い子たちらしく、どちらも春に旅立ちましたね。
ミモザの季節が、またいっそう感慨深いものになりそうです。
きっと今ごろは一緒に遊んでいると思います。
わたしの肩のあたりで。

Re: いちまるさん。

いちまるさん、こんにちは。
応援していただいて、ありがとうございました。
ひおりは残念でしたけど、それはわが家だけでないから
悲しんでいるばかりではダメだよねって思います。
最初のころはゴハンに対する執着とか関心が全然なくて、
どうしたものかと思いましたけど、いつのまにか彦摩呂さんになりました(笑)。
きっとそれが彼の、生きるぞ!って意思表明だったんでしょうね。
最期も満腹状態で、よかったと思います。

Re: いっとさん。

いっとさん、こんにちは。ありがとうございます。
4年と3ヶ月、と数字で考えれば短いかもしれませんが、
中身はぎゅううぅっと濃い毎日でしたよ~。300%濃縮ジュースです。
苦労もたくさんしましたけど、それも今では楽しかったです。
こんな経験をくれて、ひおりに感謝しています。
たくさん褒めて褒めて、褒めたりないです。

Re: ちゅびさん。

ちゅびさん、ありがとうございました。
さよならの準備。うん、そうかもしれません。
一時期は元気そうにしていたので、このまましばらくは安穏と……
と思ったりした時期もあったのですが、やはり限りはありました。
少しずつ、わたしたちに覚悟を持たせてくれたんですね。
いまは、わたしの肩のあたりでまだシャツを齧っているかもしれません。
あの重さと感触は忘れません。

Re: ちゅん子さん。

ちゅん子さーん。たくさんのお褒め、ありがとうです。
えへへ!そんなんでも!と照れてるか、それとも
あったりまえじゃん!ってドヤ顔してるか……。
きっと、フツーの顔して知らんぷりしてると思うな。ツンデレちゃんだったから。
でもきっと、すごく喜んでるはずです。
これからはルンルンちゃんの毎日を楽しみにしています。
ひなた&ひおりの分も楽しく過ごしておくれー!!

Re: コロ飼い主さん。

コロ飼い主さん、こんにちは!ありがとうございます。
介護室を介護室とも思わず普通に暮らしていましたが、
やっぱり、ケージで暮らせるのが本来の姿ですよね。
というのを、コロちゃんの姿を拝見するたびに思います。
コロちゃんみたいに元気で好奇心旺盛で、遊びたがりの子こそ、リアルマメ!
いつかまた、コロちゃんみたいな子と巡りあえたらいいなあと思います。
これからも楽しくお暮らしくださいね!

Re: ミッチさん。

ミッチさん、こんにちは。ありがとうございます。
もう一昨年前になるのかな、ひおりが大きく体調を崩したとき、
ミッチさんには本当にご心配いただきました。本当に励まされました。
あらためて感謝です。
体の疲れよりも、やはり気持ちの疲れはありますね。こればかりは当然ながら。
でも、春の日差しを浴びているとその疲れも溶けていきます。
思い出話をしていると、疲れも楽しい気持ちに変わっていきます。
だから、いまは「寂しさも楽しもう」という思いです。
これもひおりがいてくれたからこそ、ですもんね。

Re: まめさん。

まめさん、こんにちは。ありがとうございます。
今頃はきはるちゃんに声をかけて、一緒に遊んでいるかもしれませんね。
小さな身体で、この子たちはどれだけ多くのことを教えてくれるんでしょうか。
三人家族がいま二人暮らしになって、
ああ心臓がいっこ足りないよなあ、なんて思っています。
これからもずっと、あの子のあの重さと感触は忘れません。
きっとまめさんもそうでしょう?

完全に出遅れしまい本当に申し訳ないです。
ひおりくんがお空へ旅立っていた事に昨夜気付きましたm(_ _)m

何度もミラクル発動してくれて、精一杯生きる強さを見せてくれたひおりくん。
そして、それはRakuちゃんさんと執事さんの元にいたからこそ発動していたミラクルだと、いつも感じていました。

ひおりくん、元気な姿をたくさん見せてくれましたよね。
そして最期は眠るように息を引き取ったとの事。
眠るように息を引き取るって、実はとってもすごい事で、一番良かったと思える最期だと私は思います。
今までいっぱい強い姿を見せてくれて、みんなに元気をふりまいてくれたひおりくん。
ご夫婦から愛され、みんなから愛され、とっても幸せで立派な生涯でしたね。
本当にありがとう!
これからも大好きです。



Re: huuuukaさん。

huuuukaさん、こんにちは!
出遅れだなんてとんでもない。暖かいコメントありがとうございます。
ひおりって「弱いものほど強くなれる」っていう
ポジティブなメッセージを身を持って示してくれたと思うのです。
この4年間、ひおりのそばでそれを体験できたことで、
わたしも少しは強くなれたかもしれないと思います。
本当に、すばらしい子でした。
きっと今頃は元気に飛び回って、楽しそうにさえずっていると思います。

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