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2016-03-07 (Mon)

もう10年前ですが、はじめて鳥さんを飼い始めたころ、
わたしは「イップス」にかかりました。

01

相手は、青いマメルリハ。身体は小さいくせに気が強い。
執事には懐いても、わたしにはなかなか。咬まれ放題でした。

さんざん咬まれて痛い思いをし続けると、だんだん委縮して
自然に手が出せなくなってくるんですよね。

「あ、あれ? ど、どうやって触るんだっけ?」って真剣に悩むくらい。
イメージトレーニングして、手の形を作ってみたりして、
そうか、こうだな。こうやって触るんだな。考えちゃダメなんだな。

――でも、いざ触ろうとするとやっぱり手が出せない。
そんな日々もありました。

04

それが、ウロコさんと暮らすいまは、我ながら別人。
マメルリハをにぎれもしなかった手が、いまや凜をむんずと掴んで。
ガシッ、ガシガシッ!ギャギャギャ!

大きい鳥さんゆえの、逆の安心感なのでしょうか。
マメルリハは「こわれもの」みたいでしたから。

でも、やっぱり凜も咬みます。ときどきは流血します。宿命です。
痛さはマメの比ではありません。

ショップのスタッフさんの手とか、感激するほど傷だらけ。
そりゃあコミュニケーションツールなんですから、仕方ないですよね。
そもそも「咬まれてナンボ」なわけです。

02

いま、わたしは咬まれたら(なるべく)声は出さないように努めています。
ぐーっ、とこらえます。
それから静かに「痛いよ」って言います。
「痛いよ。悲しいな。咬んじゃだめでしょ。痛いな、痛いなあ」って、
じっと凜を見て、説得します。

そうすると、なんだか…神妙な顔つきになるんですよね。
しょんぼり感。
凛なりに、ごめんなさいって謝ってるみたいな感じになります。

03

ちゃんと理解するんだ。伝わるんだ。
鳥さんは空気を読むっていいますが、それはきっと本当です。
賢いウロコさんですから、言葉だって分かってるのかもしれません。

でも、これから暖かくなると、いよいよ発情のシーズン。
また攻撃的になってくるんだろうなあ…。


――――――――――――――――――――――――


3月7日は2羽目のマメルリハ「ひなた」の命日でした。
身体の内部からまばゆく発光しているような、ルチノーの美男子。
あの朝は東京地方、雪が降っていましたっけ。
ことしのきょうは、雨模様です。

そして、あれから数日後に起こった大震災。
揺れ動く空っぽのケージを見ながら、
「いてほしかった。でも、いなくてよかった」と思ったのを覚えています。

もう5年なんですね。










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